電気とは
全ての物質は原子からできて、その原子も原子核と電子からできています。
原子核には陽子と中性子があり電気的にプラス(+)で、電子は原子核のまわりにあって電気的にはマイナス(−)です。
電気とはこの電子が移動する事なのです。



電気が流れる物、流れない物
物質には金属や炭素の様に電気を伝える物(導体)と、ゴムやビニールの様に電気を伝えない物(不導体)があります。
導体と不導体の違いは、導体は原子核の電子を引きつける力が弱く電子が動きやすくなっているのに対して、不導体ではその力が強く電子が動きにくい、という点です。
導体の動ける状態にある電子を自由電子と言い、電圧、熱、光、衝撃などにより移動して電気が流れます。



静電気
摩擦などの刺激によっても電子を移動させる事ができます。
物質を擦ると擦った物から電子が剥ぎ取られて擦られた物へと移動します。
その物質が導体であれば一度は移動した電子がすぐに元へと戻ってしまうのですが、プラスチックなどの不導体であると、元へとは簡単には戻らず電子が溜まっていきます。不導体は原子核と電子の結びつきが強い一方で、一度離れてしまうと今度は元に戻りにくい、という性質があるからです。
この溜まって流れない電気が静電気です。
電流
電気の流れの事でその量を表す単位はA(アンペア)です。
電気の流れとは電子の移動の事なのですが、その流れる向きは「電気は+極から−極へと流れる」とされているのに対して、実際の電子の移動は−極から+極へと移動します。
これは電子が発見される以前に「電気の流れる向きは+極から−極へ」と決めてしまった為その後電子が実際には逆に流れているのが発見されてもそのままにされているからです。
電圧
電圧とは電気を流す為の力の事で単位はV(ボルト)です。
電圧はよく水圧に例えられる様に2点間の圧力の差(電位差)で、電流は電圧があって始めて流れます。
電力
電気の行う仕事量の事で、単位はW(ワット)です。
電力の求め方は、W=V(電圧)×A(電流)で、例えば100W(の仕事をする)電球を100Vで点灯させると1Aを使う、という事になります。
発熱量
電気を抵抗ある導体に流すと発熱します。その発熱量の単位はJ(ジュール)です。
発熱量の求め方は、J=A(電流)2×R(抵抗値)×t(秒)で、また1Jの熱量は1Wの電力が1秒間に発熱させる熱量なので、W=J÷秒でもあります。
電気量
物質や電子などが持つ電気の量を電気量(電荷)といい、その単位はC(クーロン)です。
1Cの電気が流れると100Wの電球を点灯させる事ができ、また1Cの電気が溜まっている(静電気)物質2つを1mの距離に置くと、その間には100万トン以上の力(ひきつけ、または反発)が働きます。

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