食べ物&解説 Part 全10問(51〜60)

     食 べ 物         解    説
51 そうめん(素麺・索麺) 索麺(サクメン)が音便化してサウメン、そしてソウメンになったのです。平安時代末に道元・栄西が宋から持ち帰ったと言われています。
52 そらまめ(空豆) そら豆は、空豆と書きます。さやが、空に向かってつくので空豆という名がつきました。日本には8世紀頃中国から伝わったと言われています。
53 たくあん(沢庵) 沢庵和尚(たくあんおしょう)が、うこん(根が黄色の染料になるショウガ科の多年草)で黄色く色をつけはじめたので、この名がついたと言われています。
54 タラバガニ(鱈場蟹) たら(鱈)の漁場の「たらば」でよく捕れるカニだから、タラバガニと言います。ちなみに、タラバガニはヤドカリの一種です。
55 つくだに(佃煮) 江戸時代に江戸(今の東京)の佃島の住人によって作り始められたので、この名がついたそうです。
56 てっかどんぶり(鉄火丼) マグロの身を切り崩しているから、「身を崩しているばくち打ち」を意味する「鉄火(てっか)」にかけたという説があります。また、「てっか」とは「赤い」を意味する方言で、そこからきたという説などもあります。
57 てんぷら(天麩羅) 屋台は安永(1772-81)頃、店は嘉永(1848-54)頃に現れたと言われています。てんぷらの語源は、ポルトガル語、スペイン語、イタリア語などいろいろ説があります。。面白いのは、油(あぶら)を「天(あ)麩(ふ)羅(ら)」と当てはめたという説です。
58 とうがらし(唐辛子) 朝鮮に遠征した豊臣秀吉の軍が日本に種を持ち帰ったと言われています。
59 なめこ 東日本では、ぬるぬるしているさまを「なめこい・ぬめこい」と言います。なめこの「こ」は小さいこと・ものを表す接尾語です。
60 なんきんまめ(南京豆) 原産地はブラジルですが、江戸時代中頃(1706)に中国を経て渡来したので、南京(なんきん)豆・唐(とう)豆・唐人(とうじん)豆などと呼ばれました。南京は中国の都市名で、中国を象徴しているそうです。


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