食べ物&解説 Part 全10問(11〜20)

     食 べ 物          解   説
11 おたふくまめ(阿多福豆) 空豆の一種で大粒です。塩ゆでや煮豆にされます。その実の形がお多福の面に似ていることから、その名がつきました。
12 おみおつけ(御御御付・御味御付) おみおつけは、「御御御付・御味御付」と書きます。「オミ−オツケ」と分けることができ、「オミ」は「オホミ」で「大」「御」を意味する美化語です。「オツケ」は「御付」で「付けてあるもの」「添えてあるもの」の意味です。「オホミ」と「オ」、敬語が二つもついてるのですね。
13 オムライス 英語の「omlet」と「rice」に由来しますが、日本で作られた言葉です。英語では、「rice omlet」と言います。   
14 おやこどん(親子丼) 親子丼は、鶏肉を食べる習慣が広まった明治時代以降と言われています。1903年7月26日付「大阪毎週新聞」に「親子丼」の文字があるそうです。
15 おやつ(御八) 旧時刻で、八つ時(今の午前と午後の二時から四時までの時間で、だいたい午後三時頃)に食べることから「おやつ」と呼ばれるようになりました。
16 かき(牡蠣) 動詞の「掻く」もしくは「欠く」からできたというのが定説になっています。『和訓栞』には、石から掻き落として取ることからと書かれています。「からを欠き砕いて取ることから」「その身を掻き出して食べることから」などの説もあります。
17 かし(菓子) 中国語が語源で果物(くだもの)の意味が菓子です。「菓」は草かんむりで植物を表し、下に果実を置いた字です。「菓」はこの一字で果物を表すことになります。「子」は接尾語で意味がありません。
18 かっぱまき(河童巻き) かっぱまきはきゅうりを芯に巻いた海苔巻きで、その歴史は新しく、第2次世界大戦の少し前に始まったと言われています。かっぱは想像上の動物で、キュウリが大好物と言われています。なぜ大好物なのかというと、キュウリが夏祭りの神へのお供え物で、かっぱの起源が水の神であったことの名残だということです。そうしたことから、キュウリの異称に「かっぱ」があります。
19 カツレツ 福沢諭吉の『華英通信』(1860)に「cutlet 吉列」とあります。明治30年代には日本人の食生活に顔を出し始めたようです。カツレツは、英語の「cutlet(薄い肉片・カツレツ)」に由来します。この「cutlet」はフランス語の「cotelette(小さなリブ=肋骨つきの肉)」に由来し、これはラテン語の「costa(肋骨・脇)」にさかのぼります。
20 かぼちゃ(南瓜) ポルトガル人が、寄港地のカンボジアから伝えたからと言われています。カボチャは別名「ナンキン」とも言われていますが、これは寄港地である中国の「南京」(ナンキン)からきています。


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