授業名:私の自慢
生徒から「またやりたい!」と好評の授業です
ねらい 自分の自慢を発表し他人から評価されることによって、自尊感情を高める。 |
平成12年9月30日実施
対象 中学3年生
(先行実践として、『「心のノート」とエンカウンターで進める道徳』(中学校編)明治図書)
の「私の自慢」があります。参考にされるとよいでしょう。
『私(僕)の自慢』と板書した。白紙を配り以下の指示を出す。
指示1 私・僕の自慢をプリントに5つ書きましょう。 |
しかし、約1/3の生徒の鉛筆が動いていない。何を書いてよいか困っているようだ。
(生徒は困っているが、大丈夫だ。いきなりの質問で生徒はとまどう。しかし、じっくりゆっ
くり自分を振り返れば答えが出る指示なので、時間をかけて待つ。いずれ生徒は書けるようになる。)
例を田中が出した。
・芸能人の「なぎら健壱」を見たことがある。
・鈴木保奈美&(当時夫の)川井ちゃんを見た。
・そろばん1級、書道初段、剣道初段
・町の水泳大会で新記録を出した。
などということをしゃべりながら約15分待った。全員が3つ以上かけたので、そこでストップした。
指示2 班ごとに集まりなさい。
班の中でそれぞれの自慢を発表します。 |
班(5人か6人の班)ごとにけっこう盛り上がった。
「すごい〜、それすごいね」
「有名人見たの、いいな〜」
「すげえな!」
という声があちこちから聞こえてきた。わいわいがやがやと楽しい雰囲気で時間が過ぎていった。
半分くらいの班が終わったので次に進む。
指示3 班の中で私・僕の自慢ベスト3を選びましょう。 |
数分後、班のベスト3を紙に書かせ提出させた。
班対抗のクイズを行い、誰の自慢かを当てるようにした。
提出されたプリント中から1つを選び、教師が読んで生徒に聞く。
発問1 車を運転したことがある。悪いやつがいるな〜。
さて、問題です。4班の中の誰でしょうか。
K君だと思う班は手を挙げて? Yさんだと思う班? ……。 |
というように該当者のいる班全員の名を呼び、誰なのかを当てていった。
正解の班は○(10点)を、不正解の班には×を黒板の表に書き込んでいき、合計点を競った。
誰の自慢なのかみんなが知っているのもあれば、「えっ、この人?」というような意外なのもあった。
各班3つづつ、計18だけをクイズ形式でやっていったので、「全員の人のを聞きたい」という意見があった。
最後にプリントに感想を書かせて終わりにした。
<授業の感想> ●は男子、○は女子
● けっこう意外な人の意外な自慢が聞けておもしろかった。それにしても僕はみんなからかなりチャレンジャーだと思われているようだった。まあそれもいいか。でもH君の“ヘビゴム”はすごい。あと、熱が43度のあの人もすごい? みんなすげぇ−なと思った。またやりたいな。
○ 自分が今まで自慢にしてきたことがこれほど多かったなんて知らなかった。
● こうやって自慢のことを考えると全然思い浮かばなかった。やっぱり輪ゴムでへびは殺せないでしょ。いや−9時間は立ち読みできない。
○ 自慢できることはたくさんあるけど、いざ「書け」と言われると難しい。M君の耳が動くというのはすごい自慢だと思った。Tちゃんは「気持ち悪いっ」と言ってたけれど、私はうらやましいと思った。みんながそれぞれ自慢があっておもしろかった。
● みんないろんな自慢があるんだなと思った。M君の耳が動くのはすごかった、というよりおもしろかった。みんなのいろんな自慢が聞けておもしろかった。
● 人それぞれがいろいろな自慢をもっていてそれを知ることができて面白かった。
● 急に自分の自慢を書けといわれて少し困った。でも7つ書けた。みんなのを聞いたけどみんなけっこう芸能人に会っていていいなと思った。でもK君はすごいと思った。
○ 普段口にしない自分の自慢を言うのは、聞いていておもしろいし、言ってすっきりした。Oさんは以外にいろんな級とかもっててスゴイと思った。T君のウドもK君の輪ゴムでヘビを倒したというのも驚いた。
● 自分の自慢を見つけることは意外にムズカシかった。もっといろいろあると思ったけど、けっこう出てこない。でも、やっぱり人間はひとりひとり違うので、その違いが自慢になると思う。あんま自慢しすぎるとよくないけど。楽しかった。みんないろいろあって笑えた。
○ 楽しかった。いいことがあると、ついついいろんな人に話してしまって、私のやつは全班が当ててました。M君の耳を動かすのはスゴイと思った。おどろいた。
● みんなが自慢することはすごいと思った。特にK君の自慢はおもしろかった。ゴムでヘビを殺したのは本当にすごいと思った。
● この授業で思ったことは、自分が一番の自慢である。この自慢を思うといい気持ちになる。でも、みんなの自慢もすごくて楽しかった。
○ 自分の自慢は何だろう、など考えてるとだんだん考えてるうちに頭が混乱した。班で選んだのをあてるのは90点だったけどいろんな人の自慢が分かった。Oさんのには笑ってしまった。今度また班で当てるときは、90点よりたくさん点を取るぞ。
● いろんな人の自慢ができることを知った。意外だなぁと思うのがいっぱいあった。またやりたい。
○ おもしろかった。みんないろいろな自慢があった。Oさんが書いた人のことがおもしろかった。この人はだがしやの人。まだ、たくさんある。でも、すごい良かった。
● いろんな人のを聞いたけれど、やっぱりゴムでヘビを倒すというのは楽しかったし、すごい。
○ 私にはまだこんだけしか自慢がないので、生きているうちにたくさん自慢できることをしたい。大人になったら友達どうしで私の自慢についていろいろ楽しく言い合いたい。(喫茶店にでも行って)
○ 知っていることもあったけど、いろいろ分かっておもしろかった。みんな、すごい!! うらやましい。後まきに会ったっていYIさんとAちゃんは、本当にすごい!!
● 自分の自慢を5個も考えるのは大変だった。でも、人の自慢を聞くのはおもしろかった。けっこうみんな有名人に会っているんだな〜って思った。
○ みんな、いろんな自慢を持っている。本当にすごいのもあれば、笑えるのもあった。私のイチオシは、やっぱりK君・・・。K君の意外性が・・・。とにかく、第2回、3回・・・とやって下さい!! おもしろかった!!
● 自分の自慢を探すのは大変だった。かんたんに見つかると思ったけどけっこう分からなかった。K君の輪ゴムでヘビを倒すというのは、すごかった。N君の43℃っていうのは、N君ならと納得できた。クイズはおもしろかった。
○ 人の自慢を聞くのは、おもしろかった。もっといろいろ聞きたかった。あと、自分の自慢を考えると昔のことをけっこう思い出した。楽しかった。
○ 昔のことが思い出せなかった。最近の話ばかりだ。私も偶然に有名人に会いたいな−と思った。
● みんな一人一人の自慢はいろいろあっておもしろかった。特にNちゃんの43度はびびった。だけどちょっと43度の熱をあじわってみたいと思った。私の自慢をいきなり聞かれてあまり書けなかった。ちょっとさびしいと思った。
● 今日の授業は、とてもおもしろかった。なぜなら、人それぞれの自慢という個性の出る発表だったからです。誰の自慢かを当てるのはなおさら楽しいし、思ってた人がはずれたときは、少し驚いた。
○ 最初自分の自慢を考えるとバスケのことばかりになっちゃって、考えるのがちょっとむずかしかった。でも、3つ代表を選んでやって、ゲームみたいなので3班のY君のおふろの中の水にはいって死にそうになったのがすごいと思った。とてもおもしろかったです。また、やってみたいです。今度は、どんな形でできるのかと思う。自分の自慢をもっているってことはすごいことだと思った。
● 今日の授業は、今までで一、二をあらそうくらいのおもしろい授業でした。意外といえばK君の輪ゴムでヘビを倒したということです。そして、一番の自慢でありうれしかったことは部活(市民選)での優勝です。
○ おもしろかった。みんなの全部言ってほしかった。また、やりたい。特にN君のはすごかった。もう少し自分だけの自慢を作りたいと思いました。
● 最近、自分の自慢なんて考えたことがなかったのでとてもいい機会になりました。これからは自慢できる人生にしたいです。
○ 自慢ってありそうであまりないです。だから、もっと自慢できることを作っていきたいと思いました。「私だからできること」ってゆう自慢を作りたいです。みんなの自慢はいいなぁ−すごいなぁ−とゆうのもあれば、そんなもんかというのもありました。有名人に会うってゆうことは、すごくラッキーなことだと思います。だって、ちょっとの時間の差で会えるか会えないかの運命だと思います。
● だれの自慢か当てるクイズはおもしろかった。みんなおもしろい自慢をもっていた。たくさんの自慢があるのはいいことだと思った。これからもたくさんの自慢を作っていきたい。
○ 普段「自分の自慢」のことを考えないので、授業中は少し考えてしまった。なんといっても、自慢のことをクイズ形式にしてやるのは楽しかった。みんなのことがまた少し分かったような気がする。M君の耳を動かすワザは、すごいと思った。また、こういうのをやりたい。(クイズ形式で)
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