地球という星


(その七)


“ひょっこりひょうたん島”という人形劇がまた放映され始めた。ん?
まだかな?年度始めからだったかな?

我が家の子供達が夢中で見ていたテレビ人形劇である。子供達の
夢を一杯乗せた、なかなか知的な人形劇だった記憶がある。

今度のは、今の時代に併せて内容もすこし変えているようだ。どん
なものなのか私は良く知らないが、多分、今時の子供達にも夢を一杯
与えてくれるものだろうと思っている。




    ♪丸い地球の水平線に〜
     何かがきっと待っている〜
         苦しいことも あるだろうさ
         悲しいことも あるだろさ
           だけど 僕らはくじけない〜
               泣くのはいやだ  笑ってろ

          進め〜 ひょっこりひょうたん島〜
           ひょっこりひょうたん島〜
             ひょっこりひょうたん島〜〜〜♪♪


青くて美しい地球上には、飢餓に苦しむ難民、戦争で住むところを失
った人々、痩せて悲しいほど大きな目が泣きもせず、無表情に宙をみ
ている子供達などなど、恵まれない人々が沢山いる。

どうしてこんなことになってしまったのだろうか。

同じ人間として生を享けながら、これは貧富の差という以前の問題だ
ろう。

また、戦が始った。
ひょうたん島の明るい住人を映す、その同じテレビ画面が、激しい
空爆の映像を見せている。悲しい炸裂音を伝えている。

一日でも一時間でも早く終って欲しい。

地球上に本当の平和が早く訪れますように。
誰もが等しく幸せになれますように。
私は祈る事しか出来ない。


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