百人一首

(その四)



わたのはら八十嶋かけてこ
ぎいでぬと人にはつげよ
あまのつりふね 参議 篁

天津風くものかよひ遅吹き
とぢよをとめのすがたしば
しとどめむ  僧正遍昭



つくばねの峯よりおつるみ
なの川恋ぞつもりて渕とな
りぬる     陽成院

みちのくのしのぶもぢずり
誰ゆゑにみだれそめにしわ
れならなくに 河原左大臣



きみがため春の野にいでて
若菜つむわが衣手に雪はふ
りつつ    光孝天皇

たちわかれいなばの山のみ
ねにおふるまつとしきかば
今かへりこむ 中納言行平



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