自分史
月の初めに想う


(62)思考停止状態



なんだか疲れた。

今年もまたもや後半に入り、あと半年で来年になる。
平成八年に亡くなった母が生前に縫ってくれていた
浴衣は、細身だった私に合わせたもので、今着ると
腰回りが足りない。!?

タンスのこやしにしているのも勿体ないので、
家で着るロングスカートと簡単なブラウスにしようと
思い切って鋏を入れた。

浴衣の藍の匂いがとても心地よい。
切り離した布を眺めたりどんなデザインにしようか等
と考えたりはするのだが、そこまでだ。
なんだか面倒臭い。

過熱水蒸気オーブンレンジというのを買った。
今までのと違って、ヘルシーな料理ができるようだ。
ろくな料理もしない私が何を作るつもりやら。

携帯の機種を最新のに変えた。
待ち受け画面でマチキャラが歩き回っている。
ある朝、携帯を開けてみたら、そのキャラが合羽を
着ていた。梅雨時だからかな〜。
七月に入ったら、浮き袋を背負って歩いてる。(^。^)
海水浴に行くのだろうアハハハハハハ♪

毎日、いろんなことがあって、やりきれない思いに
押し潰されそうだけれど、これが私に与えられた試練
でもあり、私の持って生まれた宿命だったのだと、自分
に言い聞かせている。
それにしても、幾世霜平坦な道はなかったなぁ。
(H.22.7.3記)


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