思いつくままに♪


(20) 人生の通過点


とうとう喜寿になった。
「人生の通過点に過ぎないんだよ」と励ましてくれた
長男の言葉が、脳裏から離れない。

インターネット遊びを始めたのが古希だった。
メールの仕方を本を見ながら研究して、自分宛に送り
受信した時の感激は忘れられない。

ネットの世界は仮想の世界というけれど、満更仮想
とも言い切れない部分もある。

シニアのグループを検索で探して入会したのだけど、
そこには実に様々なシニアの人々が集まっていた。
吃驚する程の豊富な話題に仰天した。

この中で語る為に、いろんな分野の本をちょろちょろと
見ては話題を繋いだ。
一知半解だと長男は笑った。

やがてホームページを持ち、掲示板を持ち、板の上で
人々と語らう喜びはこの上もない。
ホームページは毎月更新するのだが、レイアウトを
考えるのがこれまた楽しい。

九十五歳で旅立った母の歳までまだ十八年もある。
息子達に迷惑をかけないように、まだまだ元気で
居なくてはならない。体の不自由な連れ合いの為にも。
(H.19.4.14記)


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