句、折にふれて

(七)

身知らずの柿に己を重ねけり

“会津身知らず”という柿があるそうです。渋柿で、実が一杯生って
余りの重さに枝が地面にまで達しているとか。
身の程を知らないという意味で「身知らず」というそうです。



残菊の倒れしままに花増やす

疲れ果てて横たわった菊。でも蕾は母の生命を貰って美しく咲きました



足踏みを続く翁や銀杏散る

膝を高く上げて、只管続ける足踏みでした。



病得し人の笑顔や居待ち月

苦しみは心の方が大きいでしょう。「達観してるから・・」と、にっこり
微笑む人・・・・・。



秋曇り脳に小部屋のあるごとし

こう云う日は鬱陶しくて、思考力もなくなり、ただぼんやりしています。



そぞろ寒ラストダンスは私と

パソコンを始めた時、ネット世界の楽しさを教えて呉れた、あるサイトが
ある日、突然消滅しました。



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