俳句


(三十一)


岩風呂へ歩み危ふし杜鵑草

露天の岩風呂には男性しか入らないようだ。
お風呂はやはり檜風呂が一番気持ちがいい。





白鳥の如き湯浴みと言われたし

・・・・・・・無理無理・・・(↑o↑)ハハハ


岩を噛む渓流白し秋の暮

鬼怒川も、塩原も宿の下を流れる渓流はほんとに激しい。


冬菊の伸びて日差しを追ひゐたり

盆栽展で安い菊を買ってきたが、まだ小さくてひょろひょろ
していた。なんだか可哀想だった。


冬菜畑秋田ことばの賑やかに

近所にやや広めの家庭菜園がある。
お手伝いの女性の明るい声で野菜達もよく育っているようだ


木の肌をさする庭師や冬の雲

女松の剪定にはほぼ一日かかっている。
植木屋さんがその赤い松の肌を手で擦っていた。
虫が付かないようにだろうか。その荒れた掌は愛情に満ち
ているように見えた。


ちちははの忌の重なりし十二月

私及び私の兄弟にとって十二月はなんとも重い月だ。
父も母もそして・・末っ子の弟までもが・・・・・。


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