俳句 |
父は、母のとろろ汁が大好物だった。私はいつも擂鉢を 抑える役だった。家族六人が舌鼓をうったあの味に私は 遠く及ばない |
私がまだ子供だった頃、化粧水は糸瓜からとっていた。 うろ覚えだけれど、満月の夜に、穴を開けた糸瓜の下に 一升瓶を置いて、一晩経つと相当溜まっていたように思う これは父がやっていたように記憶している。 |
若い頃は、秋刀魚など全然食べなかった夫だが、最近 秋刀魚が食べたいなどと言うようになってきた。 歳をとって子供の頃を思い出すのだろうか。 |
抜けるような青空に、不意に何処も此処も開けたくなって 家中の戸を開けることがある。やっぱり冷たいわ〜。 |