俳句 | ||||||
帰省していた息子が帰っていきました。私の今年の夏は 終わりました。 |
手入れの行き届いた、どこかのお宅の菜園でしたけど 小さな曲がった茄子がひっそり残ってました。味は変わらない でしょうに。 |
産卵の為に鮭が遡上しますが、傷つきながら、ぼろぼろに なって必死に子を産みに来ます。母の姿ですね。 |
今年の決勝戦は感動的でした。純粋な少年の戦いはいつも 感動的ですが、今年は、とくに、72歳の監督の引退の花道を 飾ったということで、えらいえらいと涙したものでした。 |
那須高原の朝、清々しい大気の中、ずらりと並んだ濃紫の 竜胆はとても美しく可憐でしたねぇ。 |
昔々まだ子供だった頃、よく冷えた大きな西瓜を切る母の 魔法のような手捌きに見とれたものです。 真ん中の一番美味しいところは父の皿にいきました。 万遍なく行き渡った西瓜でしたけど、母はいつも端っこの 平べったいところを食べてました。 |
晩年の母は、いつも慌しく帰る私を窓辺に立って、いつまでも いつまでも手を振って見送っておりました。 |