「利かぬ気の鼻にひとすじ天花粉」
昔は、行水の後、幼子は天花粉で粉だらけになったものです
最近は、あの粉が良くないそうで、そんな子はみかけなくな
りましたね。
「そっくりの顔して昼寝父と子が」
才槌頭までそっくり・・・。
「滝見茶屋滝より団子の幼かな」
茶屋の緋毛氈もなんとなくしっとり・・・。
「野牡丹やジーパン穿きし子の正座」
ジーパンの正座、痺れる・・。
「ラムネ飲む男はこどもの顔をして」
いくつになっても。
「パソコンの中の饒舌蝉しぐれ」
わたくし。
「炎天下鉛のごとき足運ぶ」
歳ですねえ。
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