江戸東京博物館

(十五)

お盆で帰省した長男と、両国の江戸東京博物館に
行ってきた。


徳川三百年の歴史の頂点にいる家康さんだ。
小太りしてたらしい。西田敏行が家康を演ずる
らしいが、体型はちょうどいいかも。


私はどうしても庶民の暮しに関心が向く。
長屋通りの大道芸人だろろうか。それを見る人々が
実にリアルに、作られていて、一体一体の立ち姿
は江戸町民をそのまま見るようだ。


庶民のお産の風景だ。
産湯を使わせるのに、産婆さんの脛を使って
赤ん坊を立てている。これには驚いた。父親と
兄ちゃんが緊張した面持ちで正座している。
おそらく、この小さな兄ちゃんも、お湯を沸かした
り、手伝いをしたに違いない。


「越後屋」今の三越だそうだ。呉服屋だから、なん
となく出入りする人もゆったりしている。
屋根は瓦屋根だ。長屋の屋根とはちょっと格が違う
ね。番頭さんが小腰をかがめている。


銀座4丁目の交差点、明治時代はなんと言っていた
のだろう。右奥の建物が今の和光、服部時計店、
右手前が銀座三越だそうだ。


さて、どんじりに控えしはァ、私が小学一年生で
最初にならった国語読本である。
私の原点だ。この次ぎが「コイコイ シロコイ」で
次が「ススメ ススメ ヘイタイ ススメ」・・・
世の中がだんだんきな臭くなってくるのであ〜る。
(17.8.31記)


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