晩春の塩原 |
何時までこうして出掛けられるか知らないけど、 今年も何時もの宿に行ってきた。 |
例によって、部屋についている露天風呂で一風呂 浴びて、夫が生ビールを飲み始めたので、私は デジカメをぶら下げて散歩に出た。流石に県北、 桜は満開だった |
遙か下まで降りれば渓流沿いに散策路が出来てい るがもうそんな勇気はない。 楓だろうか、瑞々しい緑と赤っぽい新芽が美しい |
遥か下の渓流沿いの道から、中年の女性が上がっ てきた。小石も混じった凄い坂道だのに、平気な 顔で上がってきた。地元の人だろうがえらいなあ |
しかしまあ、なんという暑さだろう。もう少し 薄着で来ればよかった。そろそろ部屋に戻ろうか |
その女性には102歳のお祖母ちゃんがいて、 矍鑠として、漬物を漬けたり、畑仕事をしたり 料理もするそうだ。なんと素晴らしいこと。 |
翌朝、宿に仄かにかほる香と同じ花の香を買って きた。今もその香の中で書いている。百合の香だ (17.5.1記) |