盆栽に出会う |
穏やかないい日和だったので、デジカメを持ってぶらぶら 散歩に出た。 何処に行こうかなんて悩むまでもない。近いところでは 城址公園しかない。 |
天守閣はなかったらしいが、城があったところである。 堀跡ぐらいしかなかったと思うが、堀も復元され、城址 公園となり、図書館、歴史民族資料館もあり、 コンサート、講演などが催される公民館が建っている。 |
いくらか紅葉のある風情をときよろきょろしながら歩い ていたら、あらら、文化祭で菊花展をやっている。 賞を取った菊などを見ていたら、中で盆栽展もやってる よと言われて、ちょっと見ていこうかと入ってみた。 なにしろ盆栽展なんて初めて見るので、とりあえず端 から見ていたら、初老の男性がすっと寄ってきた。 会員の方のようだったが、丁寧に説明をしてくださる ので、盆栽の見方がなんとなく分かってきた。 |
この長寿梅は案内してくださった方の作品だった。 苔に覆われた水気を含んだ所をじっと見ていると、 深山幽谷にいるような気がしてくるから不思議だ。 |
なぜ老爺柿というのか不明だが、中国から入ってきた ものだそうで、そういわれると何となく納得した。 |
紅葉の山などを見ていて、真っ赤に燃えている木を 見るが、それがハゼだと聞いていた。 ハゼは漆かぶれすると言われるが、盆栽を作る人は かぶれないのだろうか。 このハゼは三色になっていてとても美しい。 |
何故「紫 式部」なんだろう。他の木と同じ目線 では見たくないので、一枝だけ写してみた。 十二単を着て、文机に向かっている式部を想いな がら。 (16.11.8記) |