客車SG
ウォーターハンマー現象
1984年3月31日
オハフ50-122
徳島本線 穴吹
非電化区間を走る客車列車の暖房は機関車から送られてくる高温高圧の蒸気を
窓下に配管されたパイプ及び放熱気に通す事により行われていました。
これを蒸気暖房(SG)といいます。
この暖房は始発駅や機関車付け替えなどで冷えてしまった配管に蒸気が
通い始めるとガツンガツンと大きな音をたてました。
これをウオーターハンマー現象(スチームハンマー現象)といいます。
冷え切った始発列車に乗ってやがてシューという音と共にこのガチンガチンが
聞こえてくるとだんだん車内が温まってきてホッとしたものでした。
この現象は機器や配管にとっては良くない事だそうです。
また音の中には熱膨張による継ぎ目のきしみ等も混ざっていたように思います。
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