北陸鉄道石川総線 小柳〜白山下
 1982年9月4日
 モハ3744
 

 北陸鉄道石川総線は石川線、金名線、能美線の総称です。
 石川線(いしかわせん)は、白菊町駅-野町- 鶴来駅 -加賀一の宮駅で、白菊駅〜野町駅は1972年に、鶴来駅〜加賀一の宮駅は2009年に廃止となっています。
 金名線は加賀一の宮駅〜白山下駅の路線でしたが、1987年に廃止となっています。金沢と名古屋を結ぶ長大な計画に基づいた路線名でした。
 能美線は鶴来駅〜新寺井駅までの支線的な路線でしたが、1980年に廃止されています。

 この列車は野町始発の準急でしたが、3両編成で出発して鶴来と釜清水で1両ずつ切り離して白山下まで行く車両は1両でした。
 準急は鶴来以降は各駅停車ですが、乗降客がいない駅は通過していました。
 車掌と運転手の間での合図はベルとタイフォンで、通過の時は2回鳴らしていました。
 釜清水では後部車両開放の為、発車後スイッチバックして側線に入りますが、その際のバックの合図は3回です。

 野町駅を出た時には結構乗客がいましたが、次第に減って、釜清水からは貸し切りとなりました。

 時折カチャンカチャンとリズムを刻むような音が聞こえますが、それは揺れでつり革が網棚にあたる音です。
 そんな音を交えながら、電車は谷筋に吊り掛け音を響かせながらのんびりと走っていたのでした。

 でもこんなペースで走っていたら名古屋まで何時間かかったのでしょうね。

 動画の画像が荒くなってしまったので以下に画像を上げておきます。
 いづれも乗車日の1982年9月4日撮影です。

 
 始発の野町駅

 
 モハ3744 白山下

 
 白山下駅

 
 白山下駅名標

 
 白山下駅 時刻表と運賃表

 
 モハ3744 白山下

 
 モハ3744車内

 
 モハ3744転換式座席

 
 モハ3744運転席

 
 白山下駅の野町方面と鶴来行きバス

 
 モハ3744 白山下

 

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