A.D.2100の私
プリント1

 1901年(明治34)1月2,3日の報知新聞では、「20世紀の予言」と題した記事がありました。全部で23項目の予言があります。
 では、次の文はそれぞれ“何”を予言したものでしょうか?


1 電信のみならず無線電話は世界諸国に連絡して東京に在るものが、
 ロンドン・ニューヨークにある友人と自由に対話することを得べし。
(          )

2 数十年の後、欧州の天に戦雲暗澹たることあらん時、東京の新聞記
 者は編集局にいながら電気力によりてその状況を早取写真となすこと
 を得べく而してその写真は天然色を現象すべし。
(          )

3 電話口には対話者の肖像現出するの装置あるべし。
(          )

4 新器械発明され暑寒を調和する為に適宜の空気を送り出すことを得
  べし。
(          )

5 速力は通常1分時に2マイル、急行ならば1時間150マイル以上
 を進行し、東京神戸間は2時間半を要する。  
   <1マイル=約1609メートル>
(          )

6 電気車及び圧搾空気車も大改良を加えられて、車輪はゴム製となり
 且つ文明国の大都会にては街路上を去りて空中及び地中を走る。
(      ・       )


    『読売新聞』(平成12年5月24日)をもとに作成(現代仮名遣い、常用漢字に田中が直した)