2015(H27)10月
10/29 スクールカーストの正体: キレイゴト抜きのいじめ対応 (小学館新書) (堀裕嗣著)を読んだ。立命館小学校の糸井氏が「化け物」と形容したのがよく分かった。日本全国の教師がこれを読めば、教育も随分変わるだろうなあという一冊。いやはや、すごい。

10/28 昨日は読書感想文の審査。読書感想文を書く上での注意点を忘れないようにメモしておく。
@ 図書の文章と自分の体験がかけ離れないようにする。つかず離れずの距離感が大切。 その経験も、本を読んでから生じたものがよい。 
A 読書感想文を読んで、どんなストーリーなのかが分かるようにする。
B 読書感想文を読んで、「その本を読んでみたい」「この子どもはこういう本を読んだんだな」と思わせるような内容を書く。
C どんな図書で、どこにポイントを置いて読んだのかが分かるようにする。
 今月だけで、審査として165の作品を読んだ。原稿用紙にして650枚分だ。先月の夏休みの作文を読んだのと合わせると、かなりの量を読んだことになる。国語科の宿命というか、使命というか・・・。 大変だったけど、中学生が一生懸命書いた文書を読むことができるチャンスだったので、そういう意味では幸せだな。目には少々悪かったけど。ホント目が疲れた。

10/27 久しぶりの更新。テスト作りや、生徒指導など多忙な日々が続いた。今年もあと2ヶ月だが、ゆっくりできる時間などほとんどない。でも、こういう忙しさが後になって役に立つということを経験として知っているのでそんなに苦にならない。 先のことが予想できるっていうのはなかなか難しいが、苦しい後のことがどうなるか経験で知っていると、その苦しさも我慢できるし、半減する。 こういう思考ができるのは、やはり年齢を重ねたからなんだろうなと思う。

10/21 昨日は事務時間が2時間あった。学級活動に使うプリント6枚を仕上げ、他のクラス分も印刷。思いの外時間がかかった。さらにあるコンクールの作文を読んで審査。懸案だったこの審査も終了し、事務局に提出することができた。心理的にかなり楽になった。道徳関東ブロ栃木の発表についても少し考えた。当日配付資料を作り、指導のお願いをする。 昼休みに家庭訪問も行い、放課後にはテスト作りを始めた。様々な事務仕事が終わったり、進んだりした充実した一日だった。今週中にテスト作りと印刷を終わらせないと来週が大変だ。

10/20 今日は駅伝の試走日なので、授業が進められないな。テスト勉強の時間が2つ。ただ、1年生は授業を進めよう。駅伝メンバーも余りいないだろうし、一文読解の授業なので、進めても大勢に影響はないだろう。机に座って問題を解く(授業を受ける)という意識付けが大切だ(笑)。しかも、勉強が得意な生徒も飽きない程度に。

10/19 先週の日曜の夕方から鼻の奥が乾いて痛い感じ。風邪の始まり。火曜日の朝は唾を飲むのが苦しいくらいのどが痛い。水曜日の仕事後、医者に行って診てもらう。薬を飲んでものどの痛みがとれない。金曜日からは鼻水も出てきた。重くなっている(笑)。土曜日の午前中にまた医者へ。劇混み。日曜日になってやっとのどの痛みと鼻水が止まりだした。薬が効いてきたのかどうかよく分からないけど、とにかく快方に向かっている。だが、授業でしゃべるので、喉がどうなるかは心配・・・。

10/14 文化祭も終わり、代休も終わった。これからも、定期テストや三者面談、合唱コンクール・・・と忙しい。 文化祭は、なかなかよかった。生徒会本部役員がかなりがんばった。生徒会担当の先生方も遅くまで生徒と一緒に頑張っていた。 担任としてクラスの展示発表を行い、なおかつ生徒会も担当するというのは、かなり大変で忙しい。こういう兼務的なことは止めた方がよい。 今回は、力のある先生方だったから両方が上手くいったが、普通の力量だと、どちらかだけに力を入れたり、両方ダメになったりとなってしまう。 教師の力量に頼るのではなく、誰が担当になってもある一定のレベルに達する、そして成功するようなそういうシステムにしないと失敗するリスクが高くなってしまう。 「忙しい人ほど力量が高く、仕事がどんどん舞い込んでくるので、また忙しくなり、またまた力量が上がる。」というのを目の当たりにし、再実感できた文化祭だった。 ありきたりだけど、若いうちの苦労は買ってでもしろってことだな。若いうちから楽を探している者の将来は哀しすぎる。

10/9 文化祭準備あるある。準備終了時刻近くになって、やっと準備のエンジンが掛かり始める。遅いっ! それを見越しての指示を出していたのだが、自分が発表のリハーサルで体育館に行っていたこともあり、全然進んでいない。 まぁ、クラスの何人かがこれで学んでくれればいいのだけれど。でも、最近は学力も高くリーダー性も高いというスーパーな生徒は少なく、だいたいどちらかだけが高い生徒が多い。よって、学んだことをもとに皆を引っ張るリーダーがおらず、かといってリーダー性を発揮する生徒は学んだことを生かしていない。こんな状況が中学の現場には数多くある。 もう、二昔前のスーパーな生徒「リーダー」の存在は稀になった。

10/8 昨日は1時間だけ文化祭の準備時間だった。 悪くいえば活動が停滞し、よく言えば飽和状態に達している。書道は、手本(仮)ができたのでよかったが、百人一首は覚えてしまい、ひま状態。クイズは模造紙にクイズを書いて・・・。とにかく今日の一日が勝負だ。とは言え、自分が発表リハーサルで体育館に行かなくてはならないので、午後はそう進まない。ということは、結局当日の朝が勝負だ(笑)。この当日勝負は、高校の時の文化祭もそうだったなあ。でも、他の所よりかは何とかなるハズなので、どうにかしたい(笑)。 この安心感は、クラス担当を、企画物ではなくて、学習系のものにしたからだ。練習さえしっかりしていれば、当日に大コケはない。こういう経験則を持っているのが、若者にはない中堅の強みだね。

10/7 文化祭用の企画が形になってきた。百人一首は五色のものを使用しているので、一人20首覚えればいい。負けないためには10首でいい。そういう気軽さからかほとんどの生徒が素人には負けないレベルになった。 失敗だったのは、人数が少なかったこと。15人という枠を決めてしまえばよかった。1色余っているのはもったいない。 書道は逆に人数が多すぎた。3人くらいの選抜の方がよかったかも。 とにかく、始めての文化祭にも生徒たちが順調に成長しているのがよい。

10/6 久しぶりに梯子を外された(物理的にぢゃないよ)。最近はこうしたことがあってもそんなに頭にこないし、ストレスにもならない。強くなったと言うと聞こえはいいが、鈍感になったのかなとも思う。生徒に対して敏感ならばそれでいいか・・・。そう、心配なのは生徒に対してどうなのかということ。若い時みたいに生徒から寄ってくることも少なくなってきたので、こちらがアンテナを高く張っておかないと・・・。  そうそう、梯子を外した人は、当然周りからも「何だかな」と思われています。そういう人生でも満足なのかな・・・。オレは嫌だけれど。

10/2 林間学校のまとめとして班毎に壁新聞作りを行っている。レイアウトがベーシックな分、装飾で工夫させて見る人を飽きないようにしている。レイアウトを工夫させる(だいたいの教師は「自由」にして、指導をしていないことが多いが)よりも、教師がいくつかの型を示しそこから選択させ文や装飾を工夫させた方が短時間でよいものが作れる。 壁新聞にこそ、教師の指導がよく見て取れる。「自由に」などと言わず、どんどん事前の指導をして、見に来た方ががっかりしないようなよいものを作りましょう。