月の初めに想う |
瀬戸内寂聴さんの「寂聴日めくり暦」を毎日めくっている。 11月1日は:【旧暦10月6日】古典の日:とある。 寂聴さんの古典といえばなんといっても源氏物語だ。 寂聴源氏全十巻は私の本棚で美しく輝いているが、私は 七巻の途中で読むのを止めている。どうも源氏が居なくな るような感じになってきたからだ。 もう少し頑張って読めばわかることなんだけど、疲れた。 寂聴さんの文章はとても華やかで独特の魅力があるので 他の文人の訳したのより楽しい気がする。 などと生意気なことを言うほど他の口語訳を読んだわけで はないかが、パラパラと読んで感じている。 寂聴さんとは関係ないが、枕草子もいつも手元に置いている がなかなか開けない。 古典とは関係の無いところで、最近、日常を俳句で詠んでみ ようと突然思い出した。 毎日をもう少し確かな生き方をしたいと思っている。 漫然と日を送り、徒に馬齢を重ねるのが情けないからだ。 「残照の日々」の中で、折に触れて書き留めるつもりだ。 (H.23.11.1記) |