自分史
月の初めに想う


(57)老いの日々



自分がどういう晩年を過ごすことになるのか、考えなくもなかったが
いよいよそれが現実のものとなり、その日々を過ごしている。

終日、介護ベッドの上にいる夫だが、少し風邪を引いたのか咳が出る
ので、土曜日の午前中に慌ただしく医師から薬を貰ってきて飲ませて
いる。

私の唯一の癒しであるネットの世界はいつも賑やかで、私の掲示板の
ご常連さんはみな私よりも若々しく華やかだ。

このしりとり等の掲示板に私は要らざるレス記事などを書いている。
「しりとり」を駆け足で投稿していく皆さんは、わざわざ私のレス
記事を読まれることもないだろうが、私はそこで会話をした気分を
楽しんでいる。

先月書いた「それが大事♪」のCDはもう聴いていない。
なんだか喧しい。
「負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと・・・・♪」
だなんて・・・・。

時計を見ながらの介護生活、私の老いの日々は忙しい。(H.22.2.1記)


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