自分史
月の初めに想う


(55)母の応援?



数日前に夢を見た。

::::台所で私はあたふたと何かを探して大騒ぎをしていた。
::::門の外でお向かいの人と話しをしながら玄関に入った時
::::なんとなんと・・・夫がよたよたと歩いて出てくるじゃ
::::ないか。「あれ〜〜っ?どうしたの歩けるの??」と
::::私は素っ頓狂な声を上げた。

::::え〜〜〜っ?なんと・・・そこには私の母が付いている

::::母はきちんと着物を着て柔らかく帯を締めている。
::::ニコニコ笑って、私が付いてるから・・あんた忙しい
::::のでしょう・・と言って自分も草履を履いて夫を散歩に
::::連れて行こうとしていた。

::::私は、久しぶりに会った母が懐かしくて
::::その手をしっかり握った。夢かと思ったからだ。
::::その手は分厚く暖かく、柔らかかった。
::::それは間違いなく母の手だった。

ふっくらとして、きちんと帯をした母はとても頼もしかった。
そしてあの笑顔。
この数ヶ月のうちに、弟、父、そして母と、私の夢に出てきて
くれたのだけど、三人とも実に良い笑顔を見せてくれている。
何を意味しているのだろうか。

今年も遂に最終月に入った。我が家にとっては大変な年だった。
しかし、息子達が元気で充実した生き方をしていてくれれば、
老親にとってそれがなにより嬉しい。

息子達にとって、来年は明るい年であってくれることを切に
切に祈るばかりだ。(H.21.12.1記)


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