月の初めに想う |
数日前に夢を見た。 ::::台所で私はあたふたと何かを探して大騒ぎをしていた。 ::::門の外でお向かいの人と話しをしながら玄関に入った時 ::::なんとなんと・・・夫がよたよたと歩いて出てくるじゃ ::::ないか。「あれ〜〜っ?どうしたの歩けるの??」と ::::私は素っ頓狂な声を上げた。 ::::え〜〜〜っ?なんと・・・そこには私の母が付いている ::::母はきちんと着物を着て柔らかく帯を締めている。 ::::ニコニコ笑って、私が付いてるから・・あんた忙しい ::::のでしょう・・と言って自分も草履を履いて夫を散歩に ::::連れて行こうとしていた。 ::::私は、久しぶりに会った母が懐かしくて ::::その手をしっかり握った。夢かと思ったからだ。 ::::その手は分厚く暖かく、柔らかかった。 ::::それは間違いなく母の手だった。 ふっくらとして、きちんと帯をした母はとても頼もしかった。 そしてあの笑顔。 この数ヶ月のうちに、弟、父、そして母と、私の夢に出てきて くれたのだけど、三人とも実に良い笑顔を見せてくれている。 何を意味しているのだろうか。 今年も遂に最終月に入った。我が家にとっては大変な年だった。 しかし、息子達が元気で充実した生き方をしていてくれれば、 老親にとってそれがなにより嬉しい。 息子達にとって、来年は明るい年であってくれることを切に 切に祈るばかりだ。(H.21.12.1記) |