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折々の呟き

(二十二)


【 2004・11・1 】

今年もとうとう11月に入った。
テレビも、そろそろ年末番組の話題が出る頃だろう。
相変わらず、天下泰平なタレント達がげらげらきゃあきゃあ
笑っているが、今年は大変な一年だった。

次から次へと大型台風に見舞われ、日本列島は水浸しになっ
た。
地盤がゆるんでいるところに、今度は新潟地震だ。
震度7近い、大地震だった。まだ、余震は続いている。

この天変地異は、日本だけではないらしいが・・・



【 11・ 2 】

今夜、久しぶりに演歌を聴いた。
NHKの番組だった。自分の部屋を暖かくして、マッサージ機
にかかりながら聴いた。

私の小さなテレビは、マッサージ機の後にあるので歌手の顔は
見えない。声だけだから素直に私の心に沁みた。
鳥羽一郎兄弟が「おかあさん・・」を唄っていた。
演歌はいいなあと、今夜は素直に感動した。日本人の心に抵抗
なくすっと入ってくる。

私の息子達が、こんな歌を二人で唄ってくれたら・・・・・・
私は泣いちゃうだろうなあ・・。



【 11・ 18 】

大相撲の武双山が引退した。
平成の怪童と言われていたが、怪我が多くて気の毒な大関だ
った。色黒で、赤ん坊のようなちょっと甘えた口元が可愛い
青年だ。相撲に専念するために、結婚も考えずにきたとか。

武双山と親友だという魁皇が問題だ。
初日に琴光喜にやられて星を落としている。今場所は横綱
を目指す大事な場所なのに・・・。
どこまで本領を発揮してやってくれるか、毎日どきどきし
ている。
うっかりするとポカをするので、本当に心配だ。



【 11・ 29 】

九州場所が終わった。

終わってみれば、いつものとおり朝青龍が優勝し、魁皇は
12勝3敗で大関に留まった。
しかし、千秋楽の最後の一番は見ごたえがあった。
館内が割れんばかりの手拍子の応援の中で、大関魁皇は
頑張った! 物凄い勢いで朝青龍を土俵の外へ押し出した。

3敗を守れば、或いは横綱に・・という話もあったので、
魁皇としては必死の相撲だったのだろう。勝った時、あの
大きな関取が泣きそうな顔をしていた。

協会は、横綱を見送ったけれど、私はそれでよかったと
思っている。
故障を一杯抱えたあの体で、無理して横綱になっても、
果たして、いつまで綱を張っていられるだろうか。

次の場所で惨敗して、見苦しい姿を曝け出して貰いたくな
いからだ。魁皇!良く頑張ったね。
今年最後の大一番、立派だったよ。感動して日本中が泣い
たと思うよ。


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