BGMcopyright(C)Music palette
折々の呟き

(二)


【 2003・3・2 】

遂に弥生三月。私の誕生月だ。あ〜ぁ又一つ歳を重ねるのねえ。えっ、
誕生祝?要りませんよ〜。目出度くもあり目出度くもなし! あ、頂い
てもいいかな〜。琵琶湖マラソンでケニアが一位、日本が二位になった
みたいね。
   ≪早春の琵琶湖マラソン男の子らの汗したたらす顔うるわし≫


【 3・3 】

雛祭といったって、今までも、これからも家にはお雛様は無い。もっと
昔のことは忘れた。しかし、スーパーで綺麗な雛あられを見るとつい買
ってしまう。白酒も。私独りの雛祭をしよう。

地球上できな臭い匂いが強くなってきた。世界中が知恵を出し合って
平和な地球を守って欲しいものだ。


【 3・4 】

横浜のランドマークタワーのすぐ前の海で若布を採っていた。テレビ
で見たのだが、小学生が、一年前にワカメの芽に自分の名前を付けて
沈めていたらしい。揚げたワカメの大きさに驚きの声を挙げていた子供
達だが、茹でなければ緑色ではないとか、発見は大きかった事だろう。
ワカメは、海水を綺麗にする働きがあるらしい。画面には日本丸も映っ
ていた。懐かしい風景だった。それにしても、養殖ワカメとは・・・

【 3・10 】

驚いたのなんのって・・・私は緑内障だった。目が赤くなったのでいつ
もの眼科に何の気なしに行った。常々行けば眼圧を測るのだが、少し高
めくらいだったのに、その日は26もあった。予約して二日後に視野の
検査を受けた。即日治療の点眼薬が出た。「治療開始します」と先生が

宣言された。

今日、私は詳しい話を聞きに、眼科を訪れた。
私の場合は、早期発見でしかも病巣が軽いらしく、治療を開始したから
何も心配はしなくてもいいよと 先生は仰ってくださった。
緑内障の怖いのは、発見が遅れた場合だ。

今日本には400万人もの患者がいるそうである。
私の眼圧は下がってきている。パソコンを取り上げられなかったのが何よ

り嬉しかった。定期的な眼圧の検査がいかに必要なものか、私は身をもっ

て体験した。なんでも、早期発見、早期治療が大切だ。

【 3・14 】

デジカメを持ってぶらぶら歩いて、あるお寺に入ってみた。由緒のある
お寺なのできょろきょろ見ていたら、「ねえ あの木は何年くらい経って
るのか分かるぅ?「」言って、二人の男の子が近づいてきた。

注連縄が張ってあるから御神木なのだろう。
“さあねぇ 大きな木だわね 何百年も経ったてるんじゃない?”
等と話をしていたら、「ねぇ、一人暮らしぃ?」だって・・・???
息子の連れ合いにその話をしたら、<あ、おかあさん ナンパされた
んじゃない?>だって・・・小学三年の子に・・・??。
(一人暮らしの淋しいおばあさんかと思ったんでしょうにねぇ)(笑)

【 3・18 】

どうも戦争は避けられないらしい。また、無辜の民が犠牲になるのだろ
ぅか。エイエイオーと拳を振り上げている男達よ。
現代の戦いは、ドンパチだけじゃないのだよ。恐ろしい細菌戦もあるだ
ろうし、テロリストがどこに現れるか知れない。窮鼠猫を噛むというこ
ともある。青い地球、丸い地球、どうして手を取り合って仲良く出来な
いのだろうか。

【 3・19 】

私の掲示板“らべの部屋”が間もなくキリ番≪10000番≫になる。
去年の九月ごろ開いた掲示板なのよ。沢山の方に覗いて頂いて本当に
有り難いことです。目の診察を受けてきた。眼圧は下がってきている。

さあ、明日は丸い地球儀のどこかが凹むのかしら。
平凡に暮らす善良な人々に幸せはいつ訪れるのだろうか。

【 3・21 】

今日は春分の日、お彼岸の中日だわ。お墓参りも多いことだろう。私に
は生憎出かけられるお墓がない。遠すぎるから・・・。私達はどうなる
のかな〜。面倒くさいからそこら辺に灰を撒いてくれればいいと思うけ
ど、そうもいかないらしい。散骨はある程度場所が決められてるんでしょ。

親の墓に縋って泣きたい時もあるわ。そう云うときは母親の写真を胸に
抱いて思い切り泣くの。おいおい泣くの。

【 3・22 】

連休のなか日、スーパーも結構男性連れが多かった。男は力がある、
から、ひょいと買い物の袋を持ち上げてさっさと車の方へ歩いていく
奥さんを助手席に乗せて颯爽とお帰りだ。
連休で家族で温泉旅行という人もいるだろう。
梅の時季だから、梅園に出かけた人もいるだろう。

水戸の偕楽園、熱海の梅園、何年前になるだろう。十年かな?
二十年かな〜。

【 3・23 】

穏やかな日曜日だ。  私はいつも日曜日だ。
パソコンに触れるようになって何年になるだろう。ウインドゥズ95
が出た時大きなPCを買った。今はA4サイズのノート型を使っている。
人とメール交換を始めて、もう三年になる。
バーチャルの世界は楽しかった。いろんな人間模様を見てきた。

しかし、時として大きな落とし穴があることも教えられた。
メールだけで、幾つもの仮面を持つ人間を見抜くことはなかなか難
しい。今朝は、メールの功罪を沁みじみ考えさせられている。

【 3・25 】

しっとりとした春の雨だ。小鳥の囀りが聞こえる。
かさついた心も潤う。
暖かいとはいっても天井からの温風を消すわけにはいかない。昨日
ほど気温は上がらないらしい。
吉野梅郷の美しい写真をみせて頂いた。ご近所にも白梅は咲いている
けど、紅白の梅の山は実に美しい。ピンクの霞がかかったようだった。

ネットの世界は楽しい。パソコンの前に坐ったままで、人の話を聞き、
行けない世界を見ることが出来るのだから。

【 3・27 】

私はもう何年も女学校の同窓会に出席していない。
女学校は台北だったから、同窓生は北から南まで、日本中に散らばって
いる。従って、開催地も飛行機で行かなければいけないところもあり、
大変だ。小学校で仲良しだった人が鹿児島で開いたことがあった。行き
たかった。
集れば、みんな若々しく、お喋りは女学生のままだった。

今年は神戸であるという。 今日、ひょんなことから、出席できること
になった。嬉しい、嬉しい!!。あと何回行けるか・・・。

神戸港のクルージングもできるかも・・。三宮で買い物もできるかも・

【 3・28 】

昨日は、私は夢を見ていたようだ。神戸に行くのは止めた。
一人で二泊旅行だなんて、もう無理だと思う。九十歳でもお元気で
出歩く方もいらっしゃるだろうけど、私には自信がない。
東京や横浜までだわね、一人で出歩けるのは。

分相応に暮らそう。
ネットの中で夢を見てるのが私には一番合っているかもしれない。

【 3・29 】

NHKの“小さな旅”を見た。静岡県の山のせせらぎで山葵を作って
いる親子がいた。大学の工学部を出た息子さんが、代々続く山葵田を
守っている父親と一緒に働いていた。澄んだ湧き水と同じように、
澄んだ瞳の爽やかな青年だった。

また、素朴な和紙を作る人もいた。楮を、昔ながらの素朴な方法で蒸し
ていた。この蒸し方が重要だと言っていた。
真剣な眼差しで薪をくべていた。

山葵を作る人、素朴な和紙を作る人、この人達を見ていて、つくづく
男だなあと感じた。しっとりとした山の中で、大自然に囲まれて、
黙々と自分の納得のいく仕事をしているのだ。

女には出来ない! 男だねぇ、男じゃなくちゃ出来ないねぇ!!。

キラキラ輝く清流と共に爽やかなものを見せて貰った。


【 3・31 】

今日は、年度末、来期の始まりの前日、そして、私の誕生日。
沢山の方々に祝福して頂いて、感激し感謝の一日だった。
私の過去の人生のなかで初めての経験だった。 ネットの世界の
大切なお友達ばかりだ。ほんとうにありがとうございました。

はて?私はいくつになったんだろう?
暦に聞いたって、暦年を機械的に応えるだけだし・・・




次へ→


トップへ戻る