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折々の呟き

(十八)


【 2004・7・1 】

今年も後半期に突入した。
6月3日は、長男の誕生日だった。今月7月9日は次男の誕生日だ。
私は二年続けて男の子を産んだ。

過保護だと、人から笑われるくらい、私は子供達から目を離さなか
った。
それでも、怪我をさせたり病気をしたり、その度に私の命が縮んだ。
子育ての頃、私の体重は40キロあるかないかだった。

こうして育てた子供達も、すっかり大人の男になり、人生いまや盛り
だろう。
二人とも、どうか病気をしないで、災難に遭わないでと祈るばかりだ。



【 7・2 】

参議院選挙が今月11日に行われる。

歩きが少し不自由な主人が、投票所まで歩くのに自信がないというので
役場の、期日前投票というのにタクシーで行ってきた。

仮設の投票所では、期日前投票をする理由を書くようになっている。

ちゃんと椅子も用意されていて、係りの人も親切だった。

今回の選挙は、問題を一杯含んだ、大切な選挙だと思う。
政治に無関心な人達も、結局は自分達に跳ね返ってくるということを
よく考えて、きちんと投票して欲しいものだ。



【 7・10 】

明日11日は参議院選挙だが、それに先立つ昨日9日、拉致被害者の
曽我ひとみさんが、家族と再会を果たした。

インドネシアのジャカルタの一流ホテルだ。
飛行機のタラップを降りてくる夫ジェンキンス氏との熱い抱擁シーン
は素晴らしかった。
小柄な夫を待ちかねたように掻き抱く、大柄な若い妻に、歳取った夫
は少しよろけたようだった。
1年9か月の別離を埋めるように激しく唇を合せていた。

私は正直いって驚いた。
大勢の人の前でキスをする習慣は日本には無いからだ。
佐渡のひとみさんじゃない、別のひとみさんを見ているようだった。
それにしてもよかったね!ひとみさん!!



【 7・12 】

参議院選挙が終わった。
民主党の支持層が随分増えた。年金問題、イラク派兵問題等、考える
べき事はいくらでもある。
野党の質問を打ち切り強行採決にもっていったあの横暴さ。
複雑な年金の仕組み。若い人たちが、将来貰えるのかどうかの不安を
抱えながら、月々払う額は結構な負担に成るものだと思う。
そういう問題山積の中での選挙だった。

今年から、期日前投票がとても簡単にできるようになった。
私達夫婦も、主人に合わせて二人とも期日前投票をすることが出来た。
初めての経験だったが、何時もと同じように、投票箱に入れるだけ
なので大変楽だった。
その、期日前投票をした人が700万人以上もいたというのに驚いた。
この方法はとてもいいアイデアだと思う。

次期選挙では、多分もっと大勢の人が利用することだろう。
今の時代は、お上の号令で動く時代ではない。
お役人も脳を柔軟にして、いろいろ考えて欲しいものだ。


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