磐梯熱海温泉

(十七)

息子の車で何時もの温泉に向った。快晴で磐梯山がはっきり見えた。
♪会津磐梯山は〜宝の山よ〜〜♪何時に無く夫がはしゃいでる。
私もちょっと合わせた。


息子は食事前にマッサージをして貰い、私は食後にリンパマッサージ
をしてもらった。夫はゆっくりと酒を飲みながら食事中だ。
リンパマッサージの効果で、翌朝は早々と目が覚め、久しぶりに朝食
が待ち遠しい。縁側のガラス越しに見える池で不思議なものを見た。
鯉が寝てる!身動きもしないで並んで寝てる!!


高速をそのままぶっ飛ばして帰るのもなんだか勿体無い。
折角折り畳みの車椅子も積んであることだし、何処か行こうかと
いうことになり、猪苗代湖や野口英世記念館に行くことにした。


陳列されてる英世の服とか靴などを見て驚いた。非常に華奢な人
だったらしい。
英世の母の悲痛な叫びが聴こえる、あの囲炉裏があった。


大きな猪苗代湖は、磯の香りのしない海のようだった。
年中、家の中で鼻つき合わせている老親達は、開けた景色に
しばし時の経つのを忘れてその広大な空間の中に立ち尽くした。



夫が喜多方ラーメンが食べたいという。突然、喜多方といわれ
て息子は携帯で美味しい店をネット検索しているらしかった。
今は、カーナビがあるから便利になったねぇ。女性の声がどん
どん誘導してくれる。
鄙びた古色蒼然としたその店は、歴史のある醤油や味噌を造る
処らしかった。醤油の沁みこんだような店内で食べたラーメン
はあっさりして、コクのあるとても美味しい出汁で、汁まで飲
んでしまった。ラーメンを食べるだけじゃ勿体無いので、味噌
や、昔懐かしいお菓子などを買って帰った。
↓のこれは昔のレジかしら?計算機でもなさそうだけど??



今年ももう六月・・・一年なんてあっという間だ。
いつまで、こうして出かけられるか・・
(H.20.6.4記)


トップへ戻る