To Heart SS!?

セリオ13


「 午前零時十三分。
 普段なら人影も見ることがない、電灯すらない公園に。
 ぽつん、と佇む女の子がいる。
 彼女は、ある人物と待ち合わせをしているのだ。
 とある依頼をするために。
 そして、その待ち合わせ時間が、丁度今だった。

 くるっ

 そしてその人物?が現れた。……後ろ向きで。
「?」
 訳の分からない表情をしている女の子を無視するまでは良かった、が。

 ぱしゅっ

「はわっ!?」
 その人物が放ったサイレンサー付の銃から飛び出す鉛の弾が確実に女の眉間を打ち抜いたのだ。後ろ向きながら、脇から銃を突き出し、命中させたのは見事だ。が、オープニングから依頼人を殺っちまっては話が進まないぞ? いくらなんでも。
「あううっ……」
 しかし、彼女は無事だった。弾丸も額にめり込んだだけ?で、ぽろりと目の前に落ちた。
 なぜなら、彼女はロボットだったからだ。
 申し訳ありませんが、ロボットでも弾丸が当たってぶち抜けるだろ、普通? という単純きわまりない疑問は「作者の都合」というなりふり構わないお答えになります。ご了承下さい。
「マルチさん、私の後ろに立たないで下さい。つい条件反射で」
「というか、まず私と確認してから、わざわざ後ろを向いて撃ちませんでしたか?」
「……」
「……」
「それで依頼は?」
「……今の間は……まさか?」
「貴方が関知する問題ではありません」
「……私が、撃たれているのですが……」

 そう……彼女?こそ、待ち合わせた人物?そのもの。
 ロボット三原則を『見ろ、人がゴミのようだ』の言葉のごとくまるっきり無視し、依頼を受けた人物をことごとく消していく。その成功確率たるや99%以上という超A級辣腕メイドロボスナイパー。
 ……彼女の名前は、本名コードネームHMX−13。またの名を、その愛称からこう呼ばれる。

 セリオ13(サーティーン)

…… TO BE CONTINUE ……

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